東経連では、東日本大震災を契機とした、人口減少・少子高齢化など地域課題のさらなる深刻化や、「復興・創生期間」への移行に伴い自立的な復興への取り組みがますます求められている現状認識を踏まえ、東経連創立50周年の節目に、輝かしい東北の未来の実現に向けた新たなビジョンを策定しました。
本ビジョンでは、東北の将来像として「わきたつ東北~結び、はぐくみ、未来をひらく~」を掲げ、2030年を目途に、ワーク・ライフ・バランスに優れ、真の豊かさを実感できる、いきいきとした地域社会の実現を目指すこととしています。
そして、その実現に向けて、東経連では、「地域社会の持続性と魅力を高める」「稼ぐ力を高める」「交流を加速する」を事業推進の3つの柱に据え、東北がこれまで培ってきた様々な地域資源や既存産業等に多様で異質な先端的要素が出会い、融合し、そこから新たな価値が誕生するというダイナミックな経済活動を促進するため、各種事業を展開していくこととしています。
また、新ビジョンの推進に当たっては、「東北は一つ」という東経連創立時からの基本理念を継承し、東北が一体となって取り組むとともに、従来の産学官連携の取り組みを、内外の「産学官金による共創」へと一段と高め、さらに、民間の提案力と事業推進力等を活かしながら、「従来の経済活動の枠組みを超えて」、理想の地域社会を実現するために積極的に関わっていくこととしています。